審査対策部だより
FT3の減点・復活事例
2022.10.05
〈患者〉 国保・65歳男性
〈診療年月〉 2021年12月
〈主な傷病名・診療開始日〉
慢性閉塞性肺疾患 2021年 6月
胆のう結石症 2021年 6月
アルコール性肝炎 2021年 6月
高尿酸血症 2021年 6月
洞性頻脈症 2021年12月
甲状腺機能低下症の疑い 2021年12月
〈主な請求内容〉
再診料 73×2
特定疾患療養管理料 225×2
診療情報提供料Ⅰ 250点
血液化学検査(10項目以上) 109×1
末梢血液一般、末梢血液像(自動機械法) 36×1
TSH 104×1
FT3、FT4 254×1
CRP 16×1
心電図(四肢単極・胸部誘導含む12誘導) 130×1
処方箋料 68×1
特定疾患処方管理加算 66×1
〈減点内容〉
FT3のC項査定(A・B以外の医学的理由)
〈協会コメント〉
甲状腺機能低下症については、診療開始月においてFT3、FT4、TSHの組み合わせは一般に認められているかと思われます。
当該患者は初診月に甲状腺機能低下症の疑いがつけられていますが、医師の所見や検査の必要性等を詳記の上、再審査請求されてはいかがでしょうか。
〈再審査請求コメント〉
甲状腺機能については、初回(2021年12月22日)の検査となりますので、FT3もcheck致しました。初回のため、FT3→FT4のTransport異常の疑いも必要とされるため、検査を実施致しました。
〈再審査請求結果〉
復活