審査対策部だより
梅毒血清反応(STS)定性と梅毒トレポネーマ抗体定性の減点・復活事例
2023.09.05
〈患者〉社保・41歳男性
〈診療年月〉2022年5月
〈主な傷病名・診療開始日〉
梅毒(主) 2022年5月25日
陰部潰瘍 2022年5月25日
尿道炎 2022年5月25日
〈主な請求内容〉
初診料 288×1
再診料 73×1
梅毒血清反応(STS)定性、梅毒トレポネーマ抗体定性 47×1
処方箋料 68×1
〈減点内容〉
梅毒血清反応(STS)定性、梅毒トレポネーマ抗体定性
47×1→0 ※B項(医学的に過剰)査定
〈再審査請求コメント〉
2021年12月27日に陰茎亀頭部潰瘍、両鼠経部リンパ節腫大にて来院。同日の梅毒抗体検査でRPR64.0以上、TP抗体19.76で梅毒診療開始。2022年2月2日のRPR1.7と低値だが、TP抗体は高値持続。3月7日、RPR陰性にて3月12日に治療終了とする。
ところが5月25日、今度は陰茎体部に潰瘍を伴った小丘疹4個出現し来院。同日、梅毒再感染を念頭に梅毒抗体検査施行。
5月25日の梅毒検査が審査にて過剰診療として減点されたが、2021年12月27日と2022年5月25日では病変部位、性状が異なっており納得できない。
〈再審査請求結果〉
復活