兵庫県保険医協会

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審査対策部だより

エピペン注射液の減点・復活事例

2023.12.05

〈患者〉国保・64歳男性

〈診療年月〉2023年5月

〈主な傷病名・診療開始日〉
 刺虫アレルギー 2022年6月5日
 ほか、2型糖尿病やアレルギー性皮膚炎など

〈主な請求内容〉
 再診料 73×1
 在宅自己注射指導管理料(1以外)(月27回以下) 650×1

〈減点内容〉
 エピペン注射液0.3㎎ 1筒
 948×1→0 ※A項査定(適応外)

〈協会コメント〉
 エピペンの効能・効果は「蜂毒、食物及び薬物等に起因するアナフィラキシー反応に対する補助治療(アナフィラキシーの既往のある人またはアナフィラキシーを発現する危険性の高い人に限る)」とされており、アナフィラキシーの病名がないため査定されたと思われます。
 このたびについては、前医からの紹介状や診断書等があれば添付の上、再審査請求されてはいかがでしょうか。

〈再審査請求コメント〉
 蜂アレルギーがあり、アナフィラキシー予防のためにエピペンを処方している患者さんです。これまでもエピペンの期限が切れる前に処方しており、今後も蜂に刺された場合にアナフィラキシーを発現する可能性が高いと考え、処方しました。
※前医からの紹介状や診断書等がないため、上記コメントにて再審査請求

〈再審査請求結果〉
 復活