文化部だより
2017『新春保険医寄席』報告
2017.02.14
文化部は1月14日、協会会議室で「初笑い! 新春保険医寄席」を開催。 笑福亭竹林師匠が『死神』を、 桂花團治師匠(初出演)が『牛ほめ』『豊竹屋』を口演し、会員、スタッフ、家族ら76人が参加した。感想を紹介する。
新春保険医寄席 感想①
お腹の底から〝初笑い〟
我が家は娘2人もそれぞれ家庭を持ち、主人と私それに犬2匹と、一見穏やかで静かな生活を送っていると思われていますが…違う!賑やかでけたたましい。でもお腹の底から涙が出るほど笑ったこと、最近ないかなぁ。で、この「初笑い」というタイトルに飛びつきました。お正月やし、何か華やかそうやし、やっぱり和服っていいですね。
噺家の方も、参加者も雰囲気はすっかりお正月。私の年代では桂と言えば春團治、春蝶、。笑福亭と言えば松鶴、仁鶴なのでそのお弟子さん世代の方となると正直あまり馴染みがなくてごめんなさい。何しろ笑点メンバーもすっかり変わってしまいましたから…。 でも面白かったです!楽しかったです!プロの落語家の方の巧みな話術にすっかりハマッてしまって、気がつけば声を出して笑っていました。
ところで、漫才や新喜劇と違って、落語ってあまりテレビでは見ませんよね。何で?その意味がわかった気がしましたよ。花團治さんが言われたように、落語って噺家さんと、お客が膝を突き合わせ、息がピッタリ合ってこそ成り立つものと、だからテレビで見てもあまり伝わってこないんだとつくづく実感。噺家の方の息遣い、細かい目の動き、手の仕草…すべてを目の前で見てこそ、充分に楽しめる芸だと思いました。
また、中入りの後のお2人の対談も、ざっくばらんな楽屋話の様でとても面白かったです。トリの『豊田屋』口演後、花團治さんが「お腹から声を出しましょう」と音頭をとられて、参加者全員による「大笑い」で大団円。あ~笑った。
【宝塚市 中井医院 中井せつ子】
新春保険医寄席 感想②
「笑いは元気の源」と確信
時間が過ぎるのも忘れるくらい竹林師匠、花團治師匠の話芸にすっかりと引き込まれました。仕事上は、あまり大きな声を出して笑うことができないですが、今回はお腹の底から遠慮なく笑わせていただきました。あらためて「笑いは元気の源」と確信いたしました。
懇親会の場でも、懐かしいお話を聞かせていただき、学生時代から春團治一門、松鶴一門のファンだったので、上方落語に再度興味が沸いてきて、2018年オープン予定の新開地の神戸繁昌亭が待ち遠しくなりました。
普段の医療者向けの研修というのは、講演が当たり前ですが、今回の様な企画は、終わった後の皆さんの笑顔が印象に残りました。どなたも素敵な週末を迎えられたと思います。落語と言うあまり知らない世界がすぐ目の前で、しかも普段聞けない様なお話も交えてたくさんしていただき、両師匠には感謝です。話術の勉強にもなりました。
また、来年も開催していただければ、是非参加させてください。ありがとうございました。
【北区 石田内科医院 スタッフ 武田 成喜】