兵庫県保険医協会

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納涼保険医寄席の報告

2017.09.27

50年ぶりの寄席通い 楽しみに

 文化部は9月9日、協会会議室で「暑気払い! 納涼保険医寄席・若手の会」を開催。桂吉坊氏と桂紋四郎氏を演者に 会員、スタッフ、家族ら58人が参加した。参加者の感想を紹介する。

 協会の落語会も5回を数えるとか。今回初めて参加させてもらったが、医学生だった50年以上前、週一のペースで新開地「神戸松竹座」の寄席に通っていたことを思い出した。その頃の師匠たちの孫かひ孫弟子くらいの若手落語家お2人の名演に感動した。吉朝門下の30代半ばの実力派、桂吉坊さん。春蝶門下で20代の紋四郎さんは、大阪大学工学部を卒業して、大学院に進んだが、180度転向して落語家に入門したそうだ。

 番組は2部に分かれていて、約2時間息もつかせず、堪能できた。前半は演者の自己紹介、吉坊さんの踊りのほか、お囃子の実演では、三味線の女性も参加して、大小の太鼓、鉦、どら(鉄のすきなべのような)で本物を迫力満点で味わった(写真参照)。鳴り物はその専門の裏方さんがするものと思っていたが、実は落語家が担当するということを初めて知った。後半は落語二席。紋四郎さんは『延陽伯』、 吉坊さんは納涼に相応しい『皿屋敷』で会場を沸かせた。

 口演後は懇親会に参加。落語家のお2人や三味線の女性らと、南京町の中華料理店のテーブルを囲んで、親しく話が聞けた。

 来年には大阪天満の「繁昌亭」に次いで、新開地に「喜楽館」という常設寄席がオープンする。兵庫の落語ファンにとって、近くで通える寄席が再建されるのは、何よりうれしいこと。しばらく休んでいた楽しみができて、また、忙しくなる。【三木市 神澤 正三】

 

納涼寄席1.JPG

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