女性医師・歯科医師の会
研究会「医師のためのエビデンスにもとづく鍼灸治療」
2013.04.15
女医の会つどい 「補完医療としての鍼灸を学ぶ」
協会の女性医師・歯科医師の会は3月30日につどいを協会会議室で開催し、33人が参加した。「医師のためのエビデンスに基づく鍼灸治療」をテーマに明治国際医療大学准教授の伊藤和憲先生が講演を行った。参加者の感想文を紹介する。
「鍼灸?」数年前までいぶかしげに話を聞いていました。しかし、医師として勤務が忙しくなるにつれ、頭痛や肩こりがひどく、マッサージや温泉に行ったりして疲れた身体を癒していました。あるとき、整形外科での皮膚科診終了後、鍼灸師の方が、肩こりと頭痛に悩む私に「先生こちらに来てくださいヨ」と声をかけてくれまして、頭頸部に数カ所針をさしていただきました。初めての経験でドキドキしましたが、痛みもなく終わりました。「スッ」と抜けた感じが印象的でした。
今回、鍼灸治療の研究会が行われるとのことで、医学的にどのような根拠があるのか、また実践に興味があり、すぐに参加を申し込みました。拝聴してみると初心者にも分かりやすいダイジェストでした。実際に、肩こりや頭痛に効果のある針のツボなど教えていただきました。
さらに鍼治療によってβエンドルフィンやセロトニンなどの分泌量が上昇し、オピオイド受容体へなど、医学生理学的に分かりやすく説明していただきました。現代医療において東洋医学と西洋医学を融和させて全人的な医療をめざす中で、補完医療としてとても有用だと感じました。
最近女性の鍼美容が流行していますが、一度行ってみようという気になりましたヨ。やはり幸せホルモンのエンドルフィンがupするせいでしょうか??
現代の人間がもつ悩みも緩和し、癒す。まさしく現代社会に必要とされている癒しであると思います。
【西宮市 M・N】