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アスベスト尼崎の会総会 環境曝露の責任認めさせよう

2010.11.15

アスベスト総会.JPG 協会尼崎支部も参加するアスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会は、第6回総会を10月30日、尼崎市内で開催し、70人が参加。協会からは同会代表委員の八木秀満副理事長・尼崎支部長らが出席したほか、森岡芳雄環境・公害対策部長が連帯のメッセージを送った。
 同会は、アスベスト被害に対するクボタと国の責任を追及し、尼崎市・クボタ旧神崎工場周辺住民の遺族が原告の環境型裁判と、下請け・孫請け業者遺族による労災型裁判の支援を行っている。
 同会会長の船越正信尼崎医療生協理事長は「アスベストの地域への飛散を一貫して認めず、資料提出にも応じないクボタの姿勢を全戸チラシなどで広く知らせ、企業と国の責任を認めさせよう」とあいさつ。八木副理事長は「裁判の傍聴をはじめ、被害の実態をデータを広く知らせ、息の長い活動を」と訴えた。
 弁護団から八木和也弁護士が、裁判勝利の展望について報告。9月に実施した訪米調査にもふれ、「クボタは、米輸出先企業との訴訟140件すべてを和解に持ち込んで情報隠ぺいをしている。この姿勢は、旧神崎工場被害者への救済金制度と共通する」と述べた。
 国の姿勢については、「労災は認めるが、多くの被害が予想される環境暴露の救済に多額のカネは出せない。尼崎の裁判で勝てばよい、というのが本音」と指摘。すでに18回に及ぶ環境型裁判は「今後増加が予想される環境暴露被害の救済にとって非常に重要な全国で唯一の裁判。勝利めざして運動を広げよう」と強調した。

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