環境・公害対策部だより
尼崎公害患者・家族の会第41回総会 公害被害者 二度と生み出さない
2012.07.25
尼崎大気汚染公害訴訟原告団の「尼崎公害患者・家族の会」の第41回総会が、7月8日に尼崎総合文化センターで開かれ、約100人が参加した。
協会の森岡芳雄環境・公害対策部長が来賓あいさつを述べ、「大飯原発が再稼働したがただちに国民に影響が出ない限り、健康と命をかえりみない政治姿勢は変わっていない。命を育み環境を尊ぶ活動に敬意を表するとともに、協会は医療人として今後とも協力・共同を強めていきたい」と連帯を表明した。
国道43号線差し止め判決・和解成立から12年を迎えたが、活動報告として国道43号線東本町交差点橋のバリアフリー化が完成したこと、今春から実施された大型車の国道43号線の中央側1車線への誘導が実現したことが報告され、運動の前進が確認された。
今年の運動方針として、二度と公害被害者をうみださないために今の政治を変えて国民の生活を守るたたかいをすすめること、公害健康被害補償法を守ることなど被害者の全面救済を実現するために運動を一層前進させることなどを決定した。