兵庫県保険医協会

協会意見書、会員署名を提出

　姫路市夢前町前之庄字庄司谷・谷山・荒神山に建設計画がすすめられている「安定型産業廃棄物最終処分場」について、協会は、いのちと健康を守る医療者の立場から、建設許可を認めないよう求める意見書を６月23日理事会で採択し、７月10日に姫路市へ提出した。
　姫路・西播支部では、この産廃処分場計画の問題点を会員に知らせるとともに、建設許可を認めないよう求める院長署名の呼びかけを行ってきた。夢前町の地元開業医らも署名活動に取り組み、同日２１４筆（医師１６９人、歯科医師45人）の署名を提出した。

住民署名は２万筆超に

　現在、近隣・下流域16自治会等では住民が「夢前町の自然を愛する会」を結成し、建設反対運動が広がっている。同会が５月からはじめた建設に反対する署名は短期間で１万２７６人分集まり、６月４日に姫路市と中播磨県民局に提出されている。
　10日は、さらに集めた１万２８９４筆の署名を提出。地元住民は「住民への十分な説明や同意が全くなされていない」「小さなお子さんをもつ若いお母さんから、不安の声があがっている」「姫路市は、地元の住民の声を聞いてほしい」と訴えた。