環境・公害対策部だより
11・11原発ゼロ行動参加記
2012.12.05
原発ゼロ実現へ ねばり強い運動を
須磨区・歯科 加藤 擁一
保団連も加盟する「原発をなくす全国連絡会」が呼びかけた原発ゼロをめざす「11・11全国いっせい行動」は11月11日、全国200カ所以上で展開され、兵庫県内でも神戸元町駅前など51カ所で集会やデモが行われた。東京・霞ヶ関で行われた「反原発1000000人大占拠」に参加した加藤擁一副理事長の参加記を紹介する。
11月11日、全国各地で大規模な反原発集会が行われました。「原発をなくす全国連絡会」などが呼びかけたものです。東京では首都圏反原発連合などの「1000000人大占拠」国会・霞が関周辺抗議行動がありました。当日は午後からあいにくの雨でしたが、保団連理事会が終了後、住江憲勇保団連会長はじめ全国から来た保団連理事の先生たちと参加してきました。
霞ヶ関駅に着いたのは4時を少し回ったころ、薄暗くなってくる時間ですが、集会に向かう人たちが大勢降りてきます。私たちは経済産業省の方に歩いていきましたが、途中で歩道がいっぱいになり、前に進めなくなってしまいました。
遠巻きにして見ていましたが、雨にも負けず、道端で演奏をしているグループや、ユニークな旗を立てて訴えている人たちで、ちょっとしたお祭りさわぎのようです。私たちの若いころの集会とは随分雰囲気も変わってきたなと実感しました。あらかじめ雨を予想して、メッセージを書いた傘を持ってきている人もたくさん見かけました。
私たちも、保団連の作成した、いわさきちひろさんの「NO NUKES」のポスターを手にアピールしてきました。
帰りの新幹線の時間があるので最後まで参加できませんでしたが、この日の集会は経産省前以外にも、官邸前や東電前などで多数行われ、のべ10万人が参加したとのことです。
天候が悪かったことや、予定していたデモが東京都が日比谷公園の使用を許可しなかったために中止せざるをえなかったことが残念でしたが、「原発なくせ」の熱気にふれることができたと思います。
福島の事故は、いまだに収束をみていません。大飯原発が運転再開された今、私たちも原発事故は他人事ではありません。原発ゼロに向けて今後もねばり強い運動を続けていきましょう。