兵庫県保険医協会

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専門部だより

環境・公害対策部だより

ただちに「原発ゼロ」を求める署名にご協力をお願いします

2013.01.09

環境・公害対策部長 森岡 芳雄

 福島第一原発事故では、大量の放射性物質が放出されました。放射線による健康被害の多くは被ばくから10年、20年の時を経て、少ない被曝量でも確率的影響・晩発性障害として後に癌、身体加齢促進症状・成人病などとして現れます。


 政府、東京電力は事故の真相をひた隠し、放射能汚染の実態も正確には公表せず、除染とコンクリート舗装の上に放射能測定モニタリング装置を設置するなどして放射能汚染の現況をわい小化し、放射能被害の因果関係を修飾するようなことも画策しています。
 事故は、政府が安全対策を放置し、政府・官僚・財界・御用学者が一体となって利益共同体をつくり、国民を欺いてきた結果です。原子力はいまだ人智の及ばぬところにあります。
 

 福島の事故の結果を目の当たりにした国民が求めているのは「原発ゼロ」です。政府が今夏に実施したパブリックコメントでは、8割が原発の「即時ゼロ」を求めていました。首相官邸前で脱原発を訴える行動は、4月6日以来、毎週数万人が集まっています。
 しかし、政府は国民の声に耳を貸さず、活断層の存在が濃厚な大飯原発の再稼働を決め、大間原発の建設を再開させました。発電コストが安いと詐欺的な喧伝をし、電力料金値上げと脅迫し、停止中の原発の再開、新規建設を画策しています。


 こうした情勢を受け、協会・保団連は、「ただちに原発ゼロを求める」請願署名に取り組みます。要請項目は、①大飯原発を停止し、ただちに『原発ゼロ』を実現すること、②原発からの撤退を決断し、再稼働・新増設を禁止することの2点です。
 署名用紙は月刊保団連12月号に同封し、12月半ば頃お届けいたします。皆さまのご協力をお願いします。
 

署名用紙の追加注文は、℡078-393-1807まで。

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