環境・公害対策部だより
姫路市夢前町産廃処分場建設問題 "建設反対"住民集会に900人
2014.03.25
姫路市夢前町で計画されている安定型産業廃棄物処分場建設をめぐり、3月2日、夢前公民館で「第3回住民集会」が開催され、町民ら900人が計画に反対の意志を示した。協会から森岡芳雄、山中忍両理事が参加した。
同処分場建設については、有害物質の流出等による環境汚染、健康被害が懸念されるとして、協会は見直しを求める意見書を姫路市に提出している。
集会は、地元住民でつくる「子どもの未来を守る会」と「夢前町の自然を愛する会」が開催。同会代表らが、建設予定の安定型産廃処分場について、有機物の腐敗・化学反応により有害ガス発生や水質汚染が懸念され、日本弁護士連合会が新規建設中止を求めていること、医師・歯科医師から健康被害を懸念する意見書が提出されていること、廃棄物埋め立てにより土砂崩れや地すべりの危険性があると専門家から指摘されていることなど問題点を解説。
建設中止を業者・姫路市に訴え続け、産廃処分場建設の手続きを定める法律の抜本的改正を国に求めることが重要とした。
最後に「産廃建設反対がんばろう」と参加者全員で唱和を行った。