環境・公害対策部だより
3・9原発ゼロ☆統一行動 国会に届け「原発なくせ!」の声
2014.04.05
保団連も参加する原発をなくす全国連絡会は、福島第一原発事故3年にあたり、首都圏反原発連合、さようなら原発1000万人アクションとともに、3月9日に東京で「原発ゼロ☆大統一行動」を開催した。協会から参加した加藤擁一副理事長の参加記を掲載する。
国会議事堂周辺での集会には、のべ3万2千人が参加し、「原発なくせ!」の声が響き渡りました。同様の集会は、全国160カ所以上で取り組まれたとのことです。
私たちは、保団連理事会が終ってからの参加でしたので、16時前に現地に着きました。すでに歩道は人で埋め尽くされ、あちこちで思い思いのスピーチや音楽が聞こえてきて、熱気が伝わってきました。私も、保団連の作った「NO!NUKES 私たち医師・歯科医師は訴えます」の横断幕を持ってアピールしてきました。
福島第一原発の事故から3年になりますが、いまだに故郷に帰れず苦しい生活を強いられていることを、多くの被災者が訴えられています。そんな中、安倍内閣は「エネルギー基本計画(案)」を発表しました。原発を「重要なベースロード電源」と位置づけ、事実上永久に続けることを宣言しています。現在停止中の各地の原発も、基準をクリアしさえすれば、再稼働を容認する姿勢です。
「安全な原発」などありえない、ひとたび事故が起これば、暮らしや環境が根こそぎ破壊されるというのが、最大の教訓のはずです。
「福島を忘れるな!」の声をもっともっと大きくしていかなければと、思いを新たにして帰ってきました。