環境・公害対策部だより
原発をなくす会 学習交流会 「原発をやめ 自然エネルギーへ」
2014.10.15
協会も参加する原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会は9月27日、協会会議室で、「原発ゼロへ―広げよう自然エネルギー」講演と運動交流会を開催。県下各地から集まった34人が、学習会や街頭宣伝などそれぞれの活動を報告・交流し、脱原発・自然エネルギー推進の社会に向け、さらに活動を続けようと確認した。協会からは、森下順彦・山中忍両理事、住友直幹評議員が参加した。
兵庫県立大学の河野仁名誉教授が「日本における自然エネルギーの現状と課題―風力エネルギーを中心にして」をテーマに講演。
地球温暖化による気候変動が集中豪雨などの異常気象をもたらしているとして、温室効果ガス排出量が多い化石燃料を、再生可能エネルギーに変えていくことが必要とした。
特に、風力発電について、発電コストが太陽光などと比べ非常に安く、導入ポテンシャルも大きいと、その可能性を強調。騒音問題については、一定の距離を確保し、風車建設に住民も関わり理解を得ることで、解決につながるとし、出力の不安定さなどのその他の問題も政策的支援によって解決できる可能性が高いと話した。
原発は、福島第一原発事故が示したように、危険性が高く代替にはならないとした。」
兵庫県の温暖化対策課の菅範昭氏は「兵庫県の再生可能エネルギー導入支援策」について説明し、淡路島の太陽光発電事業における県債の発行など、住民が参加できる形で進めているとした。
終了後は、元町駅前で街頭宣伝
を行い、山中理事が「NO NUKES(反原発・反核)
」のプラカードを持ちアピールを行った。