兵庫県保険医協会

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原発事故・県内避難者に健康診断 健康不安・悩み受け止め

2015.02.25

15家族40人が受診
 福島第一原発事故による県内への避難者に寄り添い、その健康管理に寄与しようと、避難者を対象とした健康診断が、2月11日に姫路医療生協共立病院で開催され、福島県などから避難してきた15家族40人が受診した。協会の森岡芳雄理事、辻一城理事が小児科の診察を行い、山中忍理事がスタッフとともに、初の眼科検診を実施した。

 避難者健診は、兵庫県民主医療機関連合会(民医連)が半年に一度、実施しているもので、今回で4回目。民医連からの協力要請を受け、協会役員が毎回、診察に参加している。
 県西部での開催は初で、姫路市やたつの市に居住の家族が多数受診した。受診者の半数以上が小児のため、レクリエーションコーナーを設ける、健診をスタンプラリー形式にする、避難者の方同士が交流できるような場を設けるなどの工夫がされた。健診内容は、問診、身長体重計測、診察、血液検査、心電図、検尿、甲状腺エコー、眼科検診。
 健診終了後は、受診者に将来にわたって自分の健康管理に役立ててもらえるよう、「私の健康記録ファイル」を渡している。3月上旬頃に結果を送付し、4月上旬には結果相談会が予定されている。
 終了後のスタッフの感想交流では、「受診者に被曝による健康への不安が強いのを感じた」「健診は無事終わったが、これからの結果の判定と返しが大切」などの声が出された。

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