環境・公害対策部だより
反原発☆統一行動 参加記
2015.04.05
原発事故収束と脱原発へ転換を 須磨区・歯科 加藤 擁一
福島第一原発事故4年にあたり、保団連も参加する原発をなくす全国連絡会ら3団体は3月8日に東京で「反原発☆統一行動」を開催 し、協会から加藤擁一・武村義人両副理事長、辻一城理事、住友直幹評議員が参加した。また、同日に神戸市内で開催された「福島第一原発の今、原発ゼロをめざす地域交流集会」(協会も参加する原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会主催)には、川西敏雄副理事長が参加し、大間原発建設中止について発言した。加藤副理事長の参加記を掲載する。
東京で行われた「3・8NO NUKES DAY反原発☆統一行動」に、他の先生方とともに参加してきました。この集会は、保団連も参加する「原発をなくす全国連絡会」などの、三つの団体が主催して取り組まれた統一行動です。
日比谷野外音楽堂で集会が行われた後、国会大包囲や請願デモ、国会正門前の抗議行動などが行われ、のべ2万3千人が参加したと報告されていました。
私たちは当日、保団連理事会があったので終了後、他の保団連理事の先生方や事務局の皆さんとともに、少し遅れて参加しました。あいにくの雨模様の天気でしたが、すでに国会前は多くの人々で身動きが取りにくい状態でした。参加者は思い思いのゼッケンやプラカードを持ち、あるいはスピーチや演奏で、原発ゼロを訴えていました。
福島の原発事故から4年が経ちますが、今も放射能汚染水漏れ事故が続くなど、事故収束のめどが立たず、いまだに14万人の人々が避難生活を強いられています。しかし、安倍政権は川内原発をはじめ各地の原発の再稼働を目指しての動きを強めており、世論の大きな批判を浴びています。東京電力は、早々と補償を打ち切ろうとしています。東日本大震災の被災者支援とともに、原発事故の収束と脱原発政策への転換を国に強く求めていかねばと思います。
奇しくもこの日は、ドイツのメルケル首相が来日、翌日には講演会が行われました。歴史認識問題とともに、原発問題にもふれる内容が含まれていました。戦後70年の節目の年を迎え、日本の進路は世界にも注目されていると言えます。平和の問題と原発の問題は不可分です。私たちの草の根の運動がますます大事になってくると思います。