環境・公害対策部だより
【声明】志賀原発2号機をただちに廃炉にするよう求める
2016.11.26
志賀原発2号機をただちに廃炉にするよう求める
兵庫県保険医協会
第1049回理事会
北陸電力志賀原発2号機で9月末、雨水約6.6トンが原子炉建屋内に流入し、浸水警報に当直職員が規定通りに迅速に対応せず、一部の設備がショートしていたことが明らかになった。北陸電力の管理能力には問題があり、志賀原発をただちに廃炉するよう求める。
北陸電力は10月28日、雨水流入で警報が鳴ったが、作業員が確認していなかったと公表した。浸水は地下2階にまでも及び、重大なトラブルに発展した可能性があった。
また、田中俊一原子力規制委員長は、今回のような雨水流入について「想定していなかった」と述べている。新規制基準の不備であり、見直しを求める。
われわれは、いのちと健康を守る医師・歯科医師として、事故による放射能汚染の危険性を内包し、安定処分できない危険な核廃棄物を出し続ける原子力発電所の新設・増設・再稼働を到底認めることはできない。
北陸電力には原発ゼロを求める国民の声に耳を傾け、志賀原発再稼働準備を中止し、適合審査申請を取り下げ、廃炉とするよう求める。