環境・公害対策部だより
日本公衆衛生雑誌に上田部員の「阪神・淡路大震災におけるアスベストによる環境汚染の検証と健康リスクについての考察」掲載
2021.02.03
日本公衆衛生雑誌2020 年 67 巻 8 号に上田進久環境・公害対策部員の論文「阪神・淡路大震災におけるアスベストによる環境汚染の検証と健康リスクについての考察」が掲載されました。
内容は、阪神・淡路大震災後に環境庁が実施したアスベスト濃度測定の調査資料を検討した結果、当時、倒壊した建物からは最も危険とされている青や茶石綿が飛散し混合曝露の状態であったが調査は白石綿濃度だけの測定であったことを明らかにし、これがアスベスト濃度として表記され健康リスクは実際よりも低く評価されていると考えられると指摘するものです。
論文全文は右のホームページからご覧いただけます→ https://www.jstage.jst.go.jp/article/jph/67/8/67_19-118/_article/-char/ja/