環境・公害対策部だより
兵庫県学校施設におけるアスベスト実態についてのアンケート結果がNHK、神戸新聞等で報道されました
2021.12.12
兵庫県保険医協会環境・公害対策部は、西宮市の旧夙川短期大学校舎解体におけるアスベスト飛散等、学校施設に大量のアスベストが存在していながら適切に除去が行われていない事例が相次いでいることから、教育委員会が学校施設におけるアスベストの現状把握や除去が適切に行われているか調査するため、県内の44教育委員会にアンケート調査を行いました。
すべての教育委員会から回答を得ることができ、吹付アスベストが「ある」と回答があった学校施設は全体の2.8%であり、場所は体育館や技術室、廊下や階段の天井、機械室であること、「ない」と回答した施設の調査について、2010年以前の調査が半数近く、調査年不明が3割にのぼり、資格を持たない自治体職員や学校関係者の調査が半数近く、調査者不明が3割にのぼるなど、アスベストの実態把握や安全管理が極めて不十分な現状であることが分かりました。
12月2日にマスコミ発表を行い、12/12までにNHK・神戸新聞・しんぶん赤旗で報道されています。
・NHK「"アスベスト不使用"の兵庫県の公立学校 調査時期不明が3割」https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20211209/2020016334.html
・神戸新聞「兵庫県内学校園の石綿調査、不十分さ露呈 実施時期や体制に「抜け穴」 県保険医協会調査」https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202112/0014886906.shtml
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