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国際部がパレスチナ・ガザ医師らの解放求め緊急要請 停戦は「新たな試練」 日本からも平和求める発信を

2025.02.05

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緊急要請に参加した(右から)西山理事長、水間国際部長、エドワード須本氏、半田理事

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(左)ガザ西岸で移動中の車内から現地の様子を発信した清田医師
(右)視聴会場の一つである京都大学にはパレスチナ人教員を含め多数が集まった

 昨年末、イスラエル軍によるパレスチナ・ガザの病院を標的とした攻撃が相次ぎ、フッサム・アブ・サフィア院長ら医療従事者が拘束され、世界中で解放を求める抗議行動が行われている。
 協会国際部は神戸などでパレスチナ問題に関わるエドワード須本氏と協力し、日本での抗議行動を1月23日に緊急実施。協会会議室を現地会場とし、世界200カ所以上からオンライン参加があり、新宿駅前ではパブリックビューイングが行われた。西山裕康理事長、水間美宏国際部長(理事)、半田伸夫理事が現地参加した他、オンラインで役員・会員が多数参加した。
 北海道パレスチナ医療奉仕団の猫塚義夫先生は、パレスチナでの医療支援活動を継続しているが、昨年末にはイスラエルが入国を許可せず、支援が困難になっていると訴えた。また、ともに医療支援を行った現地医師が、病院地下に軍事施設があると疑惑をかけられ、イスラエル軍に拷問され亡くなるなど、残虐行為が行われているとし、日本からも平和を求める声を発信することが重要だとした。
 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)保健局長の清田明宏先生は、ヨルダン川西岸に向かう車内から発言。ガザでは一時停戦になったものの西岸地域への攻撃は継続され犠牲者が出ており、停戦は「新たな試練」の始まりで楽観できないとした。
 パレスチナの医療や教育分野で重要な役割を担うUNRWAの活動がイスラエルにより禁止されようとしているなか、国連の正式な機関として今後も活動していく決意を表明。「パレスチナを見捨てない」と、日本から世界に発信してほしいと呼びかけた。
 拘束された医療従事者らの速やかな解放などを求める要請文が共有され、各地の視聴会場とつなぎ、パレスチナ解放を求めるコールを行った。
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