兵庫県保険医協会

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日本の医療を考えるクイズ 応募総数8091通 過去最多に

2011.02.05

 協会が昨年10月から12月末までの3カ月間に実施した「日本の医療を考える景品付クイズ」は、患者・市民から総数8091通の応募があり、05年に近畿ブロックで実施した以外では過去最多となった。患者負担軽減を実現するため国と大企業の負担増が必要なことをクイズ形式で宣伝するもので、今回で5回目。
 

応募者「窓口負担軽減ぜひ」

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 応募の内訳は、医療機関や関係団体からの申し込みが6975通、協会ホームページからメールでの申し込みが1116通で、合計8091通に及んだ。
 抽選会は1月26日に担当部役員が出席して行われ、103本の当選者が確定した。

意見欄へも多数の記入

 クイズ企画は、重い窓口負担で受診抑制が起こる中、患者にも会員医療機関にも、楽しみながら医療制度を考えてもらおうとの趣旨で実施した。
 応募用紙の「ご意見」欄には、「通院を続けることが多くなり、医療費負担がしんどいです。窓口負担をゼロにしてください」(須磨区、49歳・女性)「老人にとって医療費の高額負担は生活の困窮をきたす」(明石市、男性)「子どもが小さい頃は病院は欠かせない存在。ぜひ窓口無料に取り組んでいただきたいです」(三田市、37歳・女性)など、窓口負担軽減を求める切実な声が多数記入されていた。
 今回は医療機関が患者から応募用紙を集めて申し込む方法とした。もっとも応募数が多かったのは神戸市灘区の昭生病院付属診療所・岡本好司先生で278通。2位は加古川市の夏木歯科診療所の夏木新二先生で187通。3位は神戸市中央区の生田診療所・武村義人先生で162通となった。5位までの医療機関にはトップ賞として協会から旅行券をプレゼントする。
 担当部では今回の取り組みを検証し、医療保険制度の改善を求める活動にいかしていくことにしている。

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