政策宣伝広報委員会だより
西播4市 子ども医療費無料化 大きく前進
2011.04.05
たつの市・相生市・宍粟市・赤穂市の西播4市の2011年度予算で、子ども医療費の無料化が拡充されることが明らかになった(表)。子育て支援を政策の軸に据え、子どもの医療費無料を拡大する市町が広がっている。
たつの市・相生市・赤穂市は、入院・通院とも中学3年生まで医療費が無料になる。宍粟市は通院が小学6年生まで、入院が中学3年生まで無料に拡充される。たつの市・宍粟市では、所得制限も撤廃する。
入院・通院とも中学3年生まで無料の市町は、西宮市・小野市・福崎町とあわせ、兵庫県下で6市町となる。小野市・たつの市は、所得制限も設けない完全無料化。
協会の姫路・西播支部も参加する西播社会保障推進協議会(西播社保協)は、秋の自治体キャラバンなどで懇談を重ね、子ども医療費の無料化を要望しており、その成果といえる。
子どもの医療費助成制度は、県の助成制度に市町が独自で上乗せする形で実施するもので、上乗せ分は市町の負担となる。兵庫県は、子ども医療費助成の対象を、通院について小3から小6までに拡大したが、一方で所得制限見直しによる対象者削減を1年後に実施予定。協会はこの撤回および、県制度の充実を求めている。