政策宣伝広報委員会だより
こども病院ポーアイ移転 撤回求め県知事へ請願 病院局長「県民へ誠意ある説明する」
2012.03.15
協会は3月7日、県知事あてに県立こども病院のポートアイランド移転計画撤回を求める請願を提出。武村義人副理事長が県庁を訪問し、岡本周治病院局長へ手渡した。県が2月16日に移転先としてポーアイの中央市民病院隣接地を正式に発表したことを受けたもの。
武村副理事長は岡本局長に対し、ポーアイへの移転は(1)沿岸地に病院を集中させることになり、防災やリスク分散の点で問題があること(2)現在地よりも整備予定地が狭く療養環境も悪化する恐れがあること(3)総合事業等審査会が県民への十分な説明を求めており、県医師会や神戸市医師会などが反対意見を表明しているなかでの決定で、合意が得られていないこと―などを指摘した。
岡本局長は、「災害シミュレーションで津波の問題はない」「現在地はがけが多く使い勝手が悪いため病院の機能が制約される」「審査会の意見には誠意をもって対応したい」などと述べた。
また、「当初は現地建て替えで計画を進めていたが国から地域医療再生交付金の話が持ち上がり、今の計画に変更した」と経緯を説明。県自身が現地建て替え方針であったものを、国の交付金を目当てに変更したことを明らかにした。