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大型宣伝が終了 市民から大きな反響 〝医療考える機会に〟 クイズで考える日本の医療 ラジオ関西「医療知ろう!」

2013.05.15

 「窓口負担は無料に」「他国との差がよくわかった」----医療制度の問題について市民や患者に知らせることを目的に、協会が秋から取り組んできた「クイズで考える日本の医療」とラジオ関西番組コーナー「医療知ろう!」が3月末で終了した。クイズの応募は2シーズンあわせて1万件を超え、医療費無料を望む切実な声が寄せられている。ラジオ関西番組には「毎回とてもためになる」など多数のリスナーからハガキやメールが届いた。

クイズ 応募総数1万件超に

 「クイズで考える日本の医療」は、「窓口負担を無料にできるって本当?!」をテーマに患者負担をめぐる様々なデータを紹介し、患者負担の軽減について考えていただくことを目的にしたもので、今回で7回目となる。ヒントを読みながら患者負担に関するクイズの回答を記入していただき、医療機関の応募箱に入れていただく。
 10〜12月、1〜3月の2シーズンにわけて行い、応募総数は1万262件(第1シーズン4950件、第2シーズン5312件)となった。4月10日には第2シーズンの景品の抽選を役員が行い、兵庫県グルメなど計110本の当選者が確定した。あわせて応募数の多かった会員5医療機関のトップ賞を確定した。
 応募者・当選者からは「日本の医療を守ってほしい」「ヒントを読んで世界と日本の医療のことがよくわかった」などたくさんの声が寄せられている。

ラジオ リスナーから「ためになる」

 協会が昨年10月から提供していたラジオ関西番組「寺谷一紀と! い・しょく・じゅう」内のコーナー「医療知ろう!」は、3月28日で放送を終えた。
 協会役員らが毎回出演し、「消費税増税で医療制度は良くなるか」「皆保険制度とTPP」「命を守る歯科」「こども病院のポートアイランド移転問題」「福島原発事故」などをテーマに取り上げ、全26回で20人が出演した。協会が取り組む「クイズで考える日本の医療」や患者負担軽減署名の協力もリスナーに呼びかけた。
 番組は昨年10月から今年3月末まで、毎週木曜夜7時から8時に放送。「医療知ろう!」コーナーは7時半ごろから15分程度。
 リスナーからは「とてもためになる」「TPPと医療、何の関係があるのかと思いましたが、色々影響があるんですね」「税金は上がるのにお医者さんにかかりにくくなる制度はおかしい」「こども病院移転、私は反対です」などの意見や感想がハガキ・FAXで寄せられている。
 クイズ、ラジオに寄せられた意見は、本紙面で順次紹介する。
 協会は今後も、患者や市民に医療問題や協会の主張を知ってもらう宣伝について検討していく。

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