兵庫県保険医協会

　医療問題を患者・市民に知ってもらおうと、協会が毎年実施している大型宣伝企画がまとまった。クイズに答えながら医療費負担について考える景品付きクイズチラシとラジオ関西番組出演を10月から実施する。

クイズチラシ 高齢者の医療負担テーマに

　今年のクイズチラシは、政府が70〜74歳の窓口負担1割を2割に倍増させようとしていることから、高齢者の窓口負担をテーマとした。「70〜74歳の窓口負担を1割のままにするには、国の負担はいくら必要か？」など4問あり、裏面の「ヒント」を読めば回答がわかる仕組みで、グルメ景品が100人に当たる。患者、家族の皆さんに楽しみながら医療問題を考えていただこうというもの。
　チラシは、グッズを注文いただいた医療機関で配布・回収していただく（協会ウェブサイトからも応募可能）。職員が声をかけ、患者さんとの対話のきっかけになれば、待合室から窓口負担増を止める世論を広げることができるのではと期待している。
　前回は、2シーズン半年間でのべ400医療機関から1万通の応募があり、「窓口負担が無料の国があるなんて知らなかった」などの声が寄せられ、医療機関からも好評を得た。今年度も2シーズン設定し、第1シーズンは10月から12月末まで。
　取り組むには、まず「クイズチラシグッズ」（クイズチラシ100枚兼応募用紙、ポスター、回収ボックス、返信封筒）を協会にご注文ください。グッズは先着300件を予定している。
　会員医療機関にも楽しんでいただけるよう、参加賞として図書カード、応募用紙を30件以上集めて返送いただいた会員医療機関の中から抽選で10医療機関に「オーバー30」賞として2万円の旅行券を贈呈する。
　注文のセット数、会員名、医療機関名、住所、電話番号を明記の上、協会FAX078-393-1802までグッズをご注文いただきたい。

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