政策宣伝広報委員会だより
70歳以上の窓口負担1割継続を 患者署名 5千筆超を提出 「保険でより良い歯科」署名3千筆も
2013.12.15
協会、保団連は、臨時国会最終盤となる11月28日、国会要請行動を実施。武村義人副理事長(保団連副会長)、谷端美香評議員と家族が参加し、会員から2カ月間で寄せられた70〜74歳の窓口負担1割継続を求める署名5045筆と、保険でより良い歯科医療を求める署名3471筆、計8516筆を国会へ提出した。
協会は、兵庫県選出国会議員らに、70歳以上の窓口負担1割継続と保険でより良い歯科医療の実現を求める請願署名への紹介議員の引き受けを要請し、山下芳生参院議員と穀田恵二衆院議員が紹介議員を承諾。
山下議員(共産・比例)は、「保険でより良い医療ができない根本原因は、政治の歪みがあるからだ。政治の仕組みを変えることが社会保障充実につながる。皆さんが訴えておられる通り、財源は十分にある」などと、請願紹介に応じた。
穀田議員(共産・近畿比例)は「震災の際、兵庫協会の合志至誠名誉理事長をはじめ多くの方に大変お世話になった」「患者負担増阻止のため力を尽くしたい」などと応えた。
馬淵澄夫衆院議員(民主)は「未だ28万人の方が避難生活を強いられているのに、社会保障費削減、消費税増税実施をなぜ今行うのか」などと述べた。
午後には「保険で良い歯科医療を」全国連絡会院内集会が開かれ、会場からあふれるほどの医療従事者、市民ら130人超が全国から集まった。
請願署名が歯科署名最高の32万3638筆集まり、これまでつながりのなかった団体、個人から賛同が寄せられているなどの取り組みが紹介され、宇佐美宏保団連歯科代表が、今後も歯科診療報酬引き上げに全力をあげようと呼びかけた。
参加記 国政の雰囲気感じる
芦屋市・歯科 谷端 美香
今回初めて国会要請行動に参加させていただきました。
武村義人副理事長をはじめ、事務局の方々のご厚意にて私の息子(小5)、また、全く異分野の単身赴任中の夫と共に行かせていただいた次第です。
国会へ行くことも、衆議院・参議院の議員会館へ行くことも初めての経験でしたので、大変有意義でした。山下芳生参院議員、穀田恵二衆院議員、馬淵澄夫衆院議員の部屋へ、患者署名(70〜74歳の患者窓口負担1割継続を求める署名や保険でより良い歯科医療を求める請願署名)を持参し、歯科の現状について述べさせていただきました。その後、参議院の厚生労働委員会を傍聴し、あっという間の一日が終了しました。
無愛想な息子と、静かになると、すぐに話したがる夫にやきもきしながら、少しはお役にたてたのかと自問する次第です。さまざまな議員の方々に接することや、国政の雰囲気を感じられたことは貴重な経験でした。
最後に息子に感想を聞いたところ、「また行きたい」とのことでした。武村副理事長、協会の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。