政策宣伝広報委員会だより
特定秘密保護法が成立 怒りをこめ抗議 緊急FAXに賛同269件
2013.12.15
特定秘密保護法案について、12月6日深夜、参議院本会議で採決が強行され、自民、公明両党の賛成多数で可決・成立したことに対し、協会は翌7日の正副理事長会議で抗議声明を発表し、兵庫県選出国会議員および報道関係者に送付した。
声明は、同法について「国民に知られては困る情報をひた隠しにし、国民の知る権利に応えようとする者に刑罰を与えるなどは、許されるものではなく、戦前のような暗黒社会への一里塚となるものである」とし、「自民、公明は、このような重要法案を、国政選挙では一度も国民に信を問うことなく、数の力で強行可決したことは、民主主義を破壊する行為である」「安倍内閣は、国民の基本的人権をふみにじる暴走・独裁政権である。我々は、法の施行を許さず、暴走政治にストップをかけるために、今後も全力をつくすことを表明するものである」としている。
成立直前の4日には、全会員にFAXを送信し、「同法案の参院での廃案を求める緊急アピール」に賛同を求めた。計269人から賛同が得られ、翌5日には賛同者の名簿と一言を兵庫県選出国会議員に送っている。
返信FAXには「戦時中の暗さを思い出す」「立法府は国民のためにあるもの。主権在民をおびやかす悪法は絶対に成立させてはいけない」「戦前の軍国主義への逆戻りとも思える法案」など、法の危険性を指摘する声がびっしりと書かれている。
秘密保護法に対する 会員の声 〝国民あざむく悪法〟
協会が12月4日に送信した「特定秘密保護法案の参院での廃案を求める」緊急アピールに寄せられた一言を紹介する。
・国民の猛反対を知りながら、無理やり法律を通そうとする行為こそ、国民に対するテロ行為だと思います。
(尼崎市)
・国民の口を塞ぎ、耳を塞ぐ法案に反対します。
(宝塚市)
・立法府は国民のためにあるもの。主権在民をおびやかす悪法は、絶対に成立させてはいけない。
(伊丹市)
・過去に国民をあざむき、戦争へと誘導した軍国主義のような国家になってはならないと考える。
(西宮市)
・何を秘密にしたかわからないほど恐ろしいことはない。小生の生まれた72年前に戻らないことを祈ります。今生まれ来る子どものためにも、平和な日本が永遠につづくことも祈っています。悪法です。
(灘区)
・一般的な生活をするのに窮屈さを感じています。これ以上の特定秘密は不必要です。
(長田区)
・政府に都合の悪いことは、すべて秘密にして隠ぺいしてしまうこの法案は廃案にすべきである。
(加西市)
・これだけは絶対に通してはいけない。後世の国民のためにも絶対に!
(丹波市)
・特定秘密保護法案は、福島原発事故のデータを隠し、東京電力とその株主を守るために使われてしまうでしょう。
(豊岡市)
・米国は9・11以降、「愛国者法」の制定によって、息苦しい「秘密国家」になりました。
いま、日本も特定秘密保護法の制定によって、同じような閉塞的な「秘密国家」になろうとしています。特定秘密保護法案の参院での廃案を強く求めます。
(洲本市)
・言論の自由を守ろうではありませんか。
(伊丹市・歯科)
・国会もマスコミも全て営利目的、目先の利益しか追求していない。日本全体が周りに流されていく。日本人しか止められないのですが...。がんばりましょう。
(美方郡・歯科)