政策宣伝広報委員会だより
7・9中央要請行動 憲法違反の安保法制は廃案に
2015.07.25
「いのちを奪う戦争法案に反対」とアピールする吉岡正雄副理事長(後列右2人目)、福田俊明理事(後列右3人目)ら医療関係者
堀内衆院議員(中央)に要請を行った
国民の多数の反対の声を無視し、安保法制の審議が強引に進められるなか、国会内集会「守りたいのはいのちです−医療人はいのちを奪う戦争法案に反対します」が行われ、医師・歯科医師ら約300人が集まった。
集会では全国の医師・歯科医師によるリレートークが行われ、兵庫協会から吉岡正雄副理事長が発言し、「憲法学者や元内閣法制局長官などが、法案は立憲主義に反すると発言している。国会議員は、安保法制を公約にかかげて当選したわけではない。圧倒的多数の国民は今国会での成立に反対している。いのちと健康を守る医師・歯科医師の団体として、戦争する国への道である安保法制を容認できない」と訴えた。
ゲストとして、本田宏医療制度研究会副理事長、全日本赤十字労組中央副執行委員長の五十嵐真理子氏、太田啓子弁護士が発言し、それぞれ廃案を訴えた。
日本イラク医療支援ネットワーク事務局長の佐藤真紀氏が、戦闘が続くイラクより、現地で多くの民間人が殺され、生活の場を奪われた難民が多数発生している現状を撮影した映像とともに、戦争は絶対許してはならないと訴えるビデオメッセージを寄せた。
堀内衆院議員と面談
「ストップ患者負担増」署名追加分を提出
議員要請では、堀内照文衆議院議員(共産・比例近畿)が面談に応じ、「ストップ患者負担増」署名・追加分2175筆を受け取り、「患者負担増を許さずがんばりたい」とした。また、7月1日の厚生労働委員会の質問で歯科技工問題について取り上げたことに関して「抜本的には低診療報酬の引き上げが必要。引き続き、引き上げを求めていく」とした。
緊急アピール FAXでご返信を!
"私たち医師・歯科医師は「安全保障関連法案」に反対します"
協会は、政府が今国会で成立を狙う安全保障関連法案について、「安全保障関連法案に反対する」医師・歯科医師緊急アピールを7月14日に、全正会員へFAXで送信し、21日までに194件の返信を得た。協会・保団連は、7月24日・26日に国会周辺で行われる同法案反対集会に参加するなど、取り組みを強めている。まだの方は、FAX078-393−1802までご返送いただきたい。寄せられた一言を紹介する。
寄せられた一言
・自衛隊の方を戦争に巻き込ませたくない。
(豊岡市)
・明らかな違憲を数の力だけで押し切るな!
(たつの市)
・充分な論議を尽くしたとは言えません。今国会成立に反対します。
(芦屋市・歯科)
・絶対反対です。アベさん、やめてください。
(高砂市・歯科)
・安倍はファシストで、今の自公政権は異常だ。人命を守るべき医療界からあまり明確な反対な声が聞こえてこない現状も問題だ。
(加古川市)
・もっと議論を重ねてください。国民への説明責任を果たしていると考えているなら、それは事実誤認と思います。
(洲本市)
・反対の国民の声が日に日に大きくなる中、その声に耳を傾けず、与党単独の強行採決など絶対にしないでください。
(明石市)
・自民党の傲慢さには呆れるしかない。国民を馬鹿にしているとしか思えない。
(西宮市)
・子どもたち、孫たちのためにも「いつか来た道」だけは絶対にくり返してはなりません!!
(兵庫区)
・臓腑がねじれるくらいに怒りを感じている。
(須磨区・歯科)