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インタビュー(1)  ストップ!患者負担増 署名 さらなる受診抑制につながる負担増には反対です 垂水区  H・T

2016.05.15

政府が進める患者負担増計画を阻止しようと、協会は新たな「ストップ! 患者負担増」請願署名に取り組み、5月12日現在8913筆が寄せられている。協会は7月までに3万筆を目標に、全会員に署名をお願いしており、5月19日に第1次集約分を国会に提出予定。医療機関の取り組みをシリーズで紹介する。

 当院では受付に署名用紙を置くとともに、スタッフが中心となって患者さんに声かけを行い、署名をお願いしています。署名を拒否する患者さんはあまりおらず、協力いただきやすい署名だと思います。
 これ以上の患者負担増は深刻な状況を生むと思い、集めています。
 最近、支払いの際に5円玉や10円玉などの小銭で支払う患者さんが増えています。正社員から非正規となってしまい、社保から国保に変わる方も多いです。また、国保料が高すぎて払えず、資格証明書すらお持ちでない方もたまに来られます。今でもぎりぎりの生活をされている方は多く、年金も減らされる中でこれ以上の負担増は耐えられないと思います。まともな生活ができなくなるのではと危惧しています。
 薬が切れているにも関わらず受診に来ない、投薬のみを希望する方も増えてきています。今でも控えがちな受診をさらに控えれば重症化につながり、結局多くの医療費がかかることとなります。患者・医療機関だけでなく政府にとっても、患者負担増は大きな打撃になると思います。
 日本は社会保障が充実しておらず、国民は将来に対し不安を感じています。社会保障充実のためのお金は、あるところが応分に負担すればよく、お金のないところからも多くのお金を取ろうとする政府の姿勢に疑問を感じます。
 「患者負担増はこれ以上耐えられない」という患者さんの思いを集め、政府の負担増計画をストップさせましょう。

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