政策宣伝広報委員会だより
インタビュー(2) 今こそストップ!患者負担増署名 患者負担は無料にすべき 三田市・あおぞらクリニック 佐埜 勇先生
2017.05.25
職員皆で患者負担増計画について話し合い、署名を集めている佐埜先生(左端)
高齢者にとって今でも医療・介護の負担は重いのに、さらに負担を増やすのは許せません。
若いうちから保険料や税金を納め、国を支えてきたにもかかわらず、いざ高齢者になると、医療の窓口負担は重い、介護は受けたくても受けられないというのは無茶苦茶です。コレステロールの値を下げる薬を「高いからいらない」と訴える患者さんもおられ、お金がなく払えないのが現状ではないでしょうか。
安倍政権は選挙のたびに「社会保障を充実する」と言いながら、やっていることは充実とは程遠い内容で、診療報酬も引き下げが続いています。さらに、医療や介護に市場原理を導入しようとしていますが、行きつく先は「人の命も金次第」というような社会になるのではと不安です。医療に、市場原理は合わないと思います。
国民の生命は国家の財産であり、国には守る義務があります。国民が安心して平和に暮らせる国にするためにも、誰もが必要な時に、お金の心配をせず医療や介護が受けられるようにしなければなりません。患者負担は無料にすべきです。社会保障の充実で将来不安をなくせば、国民が貯蓄に回していたお金を消費に使うようになり、経済は活性化します。税収の増加、財政の健全化にもつながるはずです。
当医院はまず私が署名に目を通し、署名した後、月1回行っている職員との勉強会で負担増計画の内容を説明し、職員皆で議論してもらいました。その後、署名への協力をお願いすると、すぐに署名してくれました。また、待合室にも署名用紙を置いています。
ぜひ皆さんも署名を集めていただけたらと思います。