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1・25 中央要請行動 保険で良い歯科求める 署名1万1千筆を提出 国会議員3氏が署名引き受け

2018.02.05

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桜井周議員(左2人目)に、加藤副理事長(右2人目)、鈴田理事(左端)、雨松歯科技工士(右端)が兵庫協会で集めた署名を提出

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大串正樹議員(中央)に要請書を手渡す加藤副理事長(右)と鈴田理事(左)

 保険でより良い歯科の実現などを求め、保団連・協会は1月25日、中央要請行動を実施。兵庫協会から加藤擁一・川西敏雄両副理事長、鈴田明彦・白岩一心両理事が、「保険でより良い歯科医療を」兵庫連絡会から雨松真希人歯科技工士が参加した。「保険で良い歯科医療の実現を求める」請願署名1万1098筆を持参し、国会議員に紹介議員の引き受けを要請するとともに、FAXアンケートで寄せられた会員の声を紹介し、診療報酬の改善などを求めた。また、厚労省と介護報酬や歯科技工問題で懇談した。
 

国会議員に歯科医療改善を要請

 協会は、紹介議員を引き受けた桜井周衆議院議員(立憲民主党)、山下芳生・大門実紀史(共産党)両参議院議員に署名を提出した。
 桜井議員は、議員会館内で開催された署名提出集会でも「家庭環境や経済状況に関わらず必要な受診ができるよう、歯科医療の充実を実現したい」とあいさつした。
 また、大串正樹衆議院議員と面会。要請書を手渡し、歯科点数改定についてFAXアンケートで寄せられた会員の声を紹介した。

歯科集会

雨松歯科技工士が保険給付の拡大訴え

 署名提出集会では、雨松歯科技工士(「保険で良い歯科医療を」全国連絡会会長)が開会あいさつ。医療費の自己負担が大幅に引き上げられている上、矯正治療など多額の患者負担がかかる医療が多く、望んでいる治療が受けられない現状を改善するよう訴えた。全国から集まった歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士らが、医療現場の過酷な労働実態を報告した。

介護報酬の紙媒体請求継続で一部要求実現

 介護報酬に関して、厚労省老健局との懇談も実施。川西副理事長と白岩理事、保団連から住江会長らが出席した。協会は今年4月の電子請求義務化後も医療機関が希望すれば紙媒体での請求を認めるよう要請。
 厚労省は、3月末までに免除届出を行った医療機関が4月以降承継などを行った場合は実態に応じて新たな免除届出は不要にする考えを示した。

近畿ブロックで初の厚労省要請

 歯科技工問題については、保団連近畿ブロックとして初めて厚労省要請を行い、歯科技工取引におけるルール作りに速やかに着手するよう求めた。
 厚労省は、現在行っている歯科技工士の労働時間についての調査結果を基に来年度マニュアルを作成すると回答した。  また、厚労省交渉に先立ち、倉林明子参議院議員(共産党・京都)と懇談。歯科技工士の労働実態や委託技工での取引の問題を説明した。倉林氏は、歯科医療費拡充とともに取引ルールの確立へ向けて協力するとした。

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