政策宣伝広報委員会だより
ラジオ関西 協会会員が出演「医療知ろう!」 〝なにわのパーソナリティ〟寺谷一紀さんが選んだ今期の放送Best5
2019.04.25
−半年間のコーナーで、パーソナリティを務めていただきありがとうございました。放送を振り返って、印象に残った回はありましたか。
どの回も医療について勉強になる回でしたね。その中でもあえて順位をつけるとすれば、最も印象に残ったのは、「いっそう深刻化する尼崎アスベスト被害」(3月21日放送分)、次いで「歯科酷書」(11月15日放送分)でしょうかね。
アスベスト被害は、最近メディアでもあまり騒がれることも少ないと思いますが、震災アスベスト被害や尼崎でのクボタショックの被害は今後被害が拡大しかねないと教えていただきました。ジャーナリストとして、重大だけれどもあまり知られていない内容についてラジオを通じてリスナーの皆さんお知らせすることができてとても良かったと思っています。歯科酷書も、貧富の格差や口腔崩壊は衝撃的な内容だと感じました。
−協会もそういった陽はあたらないけれども重大な問題についてこれからも発信していこうと思います。他にはいかがですか。
リスナーの方に知っていただきたかった内容としては「保険でより良い歯科医療を」(10月18日放送)の回が良かったですね。日本の国民皆保険制度の裏で、歯科技工士の方が低賃金長時間労働を強いられている現状について発信できたのが良かったですね。
対照的に、12月13日・20日放送の「糖尿病」については、リスナーの方の興味・関心にもっとも噛み合った内容をお伝えできたのではないかと考えています。最近騒がれ始めましたが「医師の労働環境について」(3月28日放送)もあまり知られていないお医者さんの長時間労働の実態をお伝えできたのは良かったと思います。
−ありがとうございます。最後になりますが、もっとこういう話をラジオで発信してほしいというご要望はございますか。
この「医療知ろう!」コーナーを務めさせていただいて、身近な病気の問題、医療政策の問題などバラエティに富んでいるのが特長だと思っています。「病気の向こうに社会問題が見える」そんなコーナーをこれからも目指していきたいと考えています。来期もよろしくお願いします!
(聞き手 編集部)
リスナーからの反響
・医療のコーナーで、「認知症」のお話をされていましたが、私自身、約1カ月で「還暦」を迎えます。今後、自分も「認知症」になってしまうのか、心配になってきましたが、今回のお話、とてもためになりました。
(大阪市生野区・男性)
・「せんきあんてん(注・閃輝暗点)」ですか? 初めて聞きました。言われたら、自分もそんな気がしないでもないです。一度、お医者さんで診てもらおうと思います。
(垂水区・女性)
寺谷一紀さんが選んだ昨年10月〜今年3月の放送BEST5