政策宣伝広報委員会だより
みんなでストップ!負担増 署名インタビュー「私も集めてます」(4) スタッフ、患者、地域の方と一緒に集めています 加古川市 佐々木 一先生
2020.03.25
最近、患者さんの受診抑制が深刻化しているように感じます。消費税を増税した昨年10月以降、患者さんの受診率が下がっており、他の先生からも同様の現状だと伺っています。医療・介護の保険料も高くなっており、受診をためらう方が増えているのではないかと思います。そんな中、ちょうど患者さんの医療・介護の負担を下げようというこの署名が届いたので、少しずつ集めています。
署名項目は高齢者の方に影響があることが多いので、70歳代以上の方を中心にスタッフと協力しながら声かけをしたところ、多くの方に協力いただけました。また、サークルなど何人か集まる機会があるとお聞きした方には、何枚か署名用紙をお渡しし「会に集まる方々からも署名を集めてほしい」とお願いすると、署名を集めて持ってきてくださる方も多く、署名の輪が広がっています。
スタッフ、来院患者さん、地域の方々など、私一人だけではなく周りの協力があってこそ、この数の署名が集まったのだと思います。
署名は患者さんの医療・介護の負担を下げてほしいという切実な思いを代弁するものです。会員の先生方も忙しい診療の合間に署名の声かけをすることはためらわれているかもしれませんが、会員参加率が増えればさらに署名の輪を広げることができます。
署名用ハガキ入りのポケットティッシュも患者さん好評です。患者さん、地域の方々と共に、ぜひ皆さんも署名活動にご協力をお願いします。
"2割では病院行けない"
ハガキ署名に切実な声ぞくぞく
「みんなでストップ!負担増」署名では、通常の署名用紙のほか、協会は今回「署名用ハガキ」を作成しており、「個人情報を気にする患者さんにお願いしやすい」「手渡すだけなので、気軽にできる」と好評を博している。協会事務所にはすでに800筆を超える署名用ハガキが寄せられ、「私のひとこと」欄には、多数の声が書き込まれている。特に、年金生活の高齢者から、これ以上の負担増では暮らしていけないとの切実な声が目立つ。寄せられた声
・消費税が10%に上がったうえに、他のものも便乗値上げが横行していて、さらに医療も値上がりするとは断じて許せない!・保険が利かない薬が多くなると、何のための保険なのか分からなくなる。
・中学3年まで医療費をタダにしてください。みんなが低額で病院に行けるようにお願いします。
・年金で生活してます。夫婦2人とも80歳、老老介護で介護保険を使用することもできません。負担増はやめてください。
・私は前立腺ガン治療でホルモン注射を行っています。注射代8000円が2割になれば1万6000円いります。年金月12万円、3カ月ごとの注射代確保に四苦八苦です。
・83歳の年金暮らしです。医療費の負担が増えると、暮らしは苦しくなるばかりです。
・介護保険は一度も使っていません。長い間税金を納めてきました。消費税は医療・福祉・年金へ!!
・老いて病むことは罪なのか。あまりに弱者いじめではないですか。
・安倍総理の言う「美しい国」とは年寄りをいじめる国のことらしい。長年働き、国の発展のためがんばってきたわれわれ高齢者、医者にもかかれず、早く死ねと言わんばかり。これ以上の負担はゴメン被る。
・まじめに働き、発病しないよう、努力して生きています。医療・介護制度の充実を求めます。
・年金だけでは生活できません。その上、2割になれば病院に行けません。
・年金暮らしの独り者です。年老いて病気も次々出て治療費も増えています。この上、負担増は許せません。国の社会保障の予算をもっと増やしてください。
・私たちは今、生きてくらしていく上でせいいっぱいです。医療・介護費ともにもっと安くしてください。
・妻の介護中でこれ以上の増はこまります。
みんなでストップ!負担増署名グッズをご活用ください
▲リーフレット「どうなる?どうする?これからの医療・介護」
今回の署名の内容を、イラストを入れた分かりやすい形で解説したリーフレットです。
▲署名用ハガキ(左)、投函箱(右)
ハガキサイズの署名用紙です。署名をしたら、そのままポストに投函できます。ハガキ署名付きポケットティッシュや、ハガキ署名を投函できるボックスもございます。
▲リーフレット「Q&Aで考える署名運動」
「署名なんて効果あるの?」「これまでの署名で何が変わったの?」という疑問に答えるリーフレットです。
署名グッズの追加注文は、電話078-393−1807まで