政策宣伝広報委員会だより
〝保険証廃止の中止が必要〟 サンテレビ「キャッチ+」で西山理事長が訴え
2023.08.25
番組はマイナンバーカードで相次いでいるトラブルの中でも「マイナ保険証」に関わるトラブルが特に深刻であるとし、県内でも「別人の情報に紐付けられていた」などのトラブルがすでに起こっていることを協会が行ったアンケートを紹介する形で報道。
6割超の医療機関でトラブルを経験していること、「無効」「該当資格なし」と表示され、保険者情報が正しく反映されなかったケースが138件あったことを伝え、西山理事長の「64%という数字は予想以上だった。紙の保険証以上に手間や時間がかかって患者さんからの苦情もあり、『従来の保険証でいいのでは』というのが正直なところだ」というコメントを紹介した。
また、洲本市を訪問した河野デジタル相の「(マイナ保険証への不信感は)誤った紐づけがキチンと修正されているか確認されればおのずと収まっていく」などのコメントを紹介しながら、マイナ保険証の問題が大きくなったのは、「健康保険証を24年に廃止する方針を発表し、任意であるはずのマイナンバーカード取得を実質義務化したことが発端」と指摘。
医療現場の実態として、西山理事長のクリニックでも100人に1人か2人程度しか利用していないことなど、全国的にも利用率は低迷していることを伝えた。
西山理事長は「保険証廃止の期限を決めて信頼性の乏しいシステムを拙速に進め、対応と責任を現場に丸投げしたことがすでに混乱を招いている」と話し、「マイナ保険証システムというのはその稚拙さとずさんさがますます明らかになっている」とした上で、「拙速で強引な保険証廃止は中止が必要だ」と訴えた。
「保険証廃止はありえない!」新たな署名にご協力ください
政府は6月、現行の健康保険証を2024年秋に廃止し、マイナンバーカードに一本化する法案を可決成立させました。しかし、トラブルが続出し、多くの患者・国民が不安を抱えています。健康保険証が廃止されれば、マイナンバーカードを持たない人は公的保険診療から遠ざけられる結果となりかねず、国民皆保険制度の下で守られている国民のいのちと健康が脅かされます。保団連・協会は秋の国会に向けて、現行の健康保険証を残すことを求める新しい署名に取り組みます。会員医療機関には月刊保団連9月号に署名用紙を同封するほか、9月後半にはパンフレットやクイズチラシなどとともに署名用紙をお届けいたします。ぜひご協力をお願いします。
署名用紙のご注文は、電話078-393-1807まで
「健康保険証の存続を!」市民シンポジウム
日 時 | 9月18日(月・祝)14時~16時 |
---|---|
会 場 | 神戸市立婦人会館 大会議室さくら+オンライン |
パネリスト (予定) |
医療分野(森岡芳雄・兵庫県保険医協会副理事長)、介護分野、障がい者福祉分野、 法曹界、保険者(建設国保) |
主 催 | 兵庫県社会保障推進協議会、平和・民主・革新の日本をめざす兵庫の会、兵庫県保険医協会 |
お申し込み | オンラインは、右からお申し込みください 来場申し込みは、電話078-393-1807まで |