政策宣伝広報委員会だより
医師・歯科医師署名スタート! 診療報酬大幅引き上げを
コロナ禍で医療費増だからマイナス改定!?
2023.10.15
来年度予算を議論する財務省の財政制度等審議会では、財務省が「保険給付費等の伸びと雇用者報酬の伸びが同水準であれば、現役世代が負担する医療・介護保険料率の上昇に歯止めをかけることができる」として診療報酬を雇用者報酬の伸びまで抑制するべきだと主張している。
しかし、企業が内部留保をため込み労働者の雇用者報酬を抑制しているからこそ、法人税や大企業の使用者保険料負担を引き上げて社会保障を充実させ、国民生活の下支えを行うべきである。
財務省はさらに、1受診当たりの医療費が「近年の物価上昇率を上回る」こと、「コロナ補助金等による内部留保の積み上がり」を問題視している。国民の4分の1が感染し、7万人以上が死亡したパンデミックで一時的に医療費が上昇するのは当然のことであり、さらに、「内部留保」というが、病院ではこれまでの赤字幅が改善したにすぎない。
こうしたことを理由に診療報酬を引き下げることは許されず、むしろ医療現場では感染対策経費増や物価・賃金の高騰、またオンライン資格確認システムへの対応等で大幅に負担が増え、経営が悪化しているのが現状である。
診療報酬大幅引き上げ患者窓口負担の軽減求める
医師・歯科医師署名にご協力を!
署名は「基本診療料を中心に、診療報酬を大幅に引き上げること」「国民の健康を守るため、患者窓口負担を軽減すること」の2点。
10月半ば頃に署名用紙を各医療機関にFAXでお送りしているほか、オンラインからも署名が可能。医師・歯科医師の多くのご協力をお願いしたい。
署名はFAXまたはオンラインで