政策宣伝広報委員会だより
3・14国会行動
診療報酬の不合理是正 強く訴え
2024.03.25
後発品のある先発医薬品の差額負担徴収について、医師・歯科医師署名474筆を示し中止を求めるとともに、特定疾患療養管理料の対象疾患から高血圧、糖尿病、脂質異常症を削除したことなど改定の不合理を訴え、改善を求めた。
盛山正仁(自民・文部科学大臣)、桜井周両衆議院議員(立憲)、福島みずほ参議院議員(社民)と面談。船後靖彦参議院議員(れいわ)は秘書が面談に応じ、「現行の保険証の存続を求める」署名の紹介議員を引き受けた。
盛山文科大臣とは保団連の住江憲勇名誉会長が文部科学省を訪れ、面談。住江名誉会長は保険証廃止の問題の本質が患者の受療権の侵害であること、薬剤費負担によるジェネリックへの無理な誘導は適切な処方の妨げになること、診療報酬引き下げが数字以上にひどく医療提供に困難をもたらしていることなどを訴えた。盛山氏は「お聞きした実態を踏まえ努力したい」「医師の働き方改革にも取り組みたい」などと応じた。
福島議員(社民)は、国の機密情報を扱う民間人に対して、政府が「適正評価」を行うセキュリティクリアランス法案について、「評価内容には精神疾患やカウンセリング受診の有無も含まれ、非常に問題。このまま医療DXが進められれば、カルテの情報を政府が勝手に見られるようになるのではないか」と懸念を表明した。
保団連が当日議員会館で開催した「やっぱり保険証がいい!アピール集会」には、桜井周衆議院議員(立憲)が参加し、「能登半島地震で、緊急時にマイナ保険証が使えないことが分かった。引き続きがんばっていく」と訴え、「現行の保険証の存続を求める署名」を受け取った。