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「保険証廃止は中止を」インタビュー 医療現場や患者が望まない現行の健康保険証廃止は中止を 佐用郡 花房 英二先生

2024.08.25

2078_03.jpg  政府が強行する現行の健康保険証廃止が今年12月に迫るなか、会員の声をインタビューや投稿で紹介していく。今号は現行の保険証を残すことを求める署名を120筆以上集めている佐用郡・花房内科クリニックの花房英二先生に聞いた。

 政府は今年の12月2日に現行の保険証の新規発行をやめマイナ保険証への一本化を行おうとしていますが、今の紙の保険証で現場・患者は苦労しておらず、うまくいっています。むしろマイナ保険証の方がよっぽどトラブルが多いと聞きますね。
 クリニックに来る人はほぼ顔なじみで今さら顔認証システムを使って確認する必要性はないのにもかかわらず、それを強制するのはいかがなものかと思います。
 患者や現場のために変えるべきものならどんどん変えたらいいと思いますが、変える必要のないものを政府が半ば強制的に変えるというのは政治の暴走ではないでしょうか。
 医療の現場・患者が求めていないデジタル化に反対です。現行の保険証を残して患者が医療を受けやすい環境を整えることこそが重要だと思います。マイナ保険証の押しつけは利権がからんでいて、大企業の利益のための「隠れた公共事業」になっています。
 いま大企業は内部留保をどんどん増やしていますが、これらを政治家への献金・裏金などに使って、このように国からの「公共事業」で利益を得るようになっているのではないでしょうか。
 今の医療業界は「正義感に欠けるガンジー」のようです。無抵抗主義者の集団になっており、政府に言われるがままに話が進んでいると感じます。もっと声を上げねばいけません。無抵抗ではなくきちんと「怒り」を声に出すことが必要です。
 署名については、受付スタッフが意識的に声をかけてくれています。患者さんも不安に感じているのか、応じてくれる方が多いです。
 保険医協会の運動を大変心強く思っているので、さらに頑張ってほしいですね。

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「保険証を残そう!!」署名
引き続き署名にご協力ください
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ご注文は、電話078-393-1807まで
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