歯科部会だより
歯科部会・新点数研究会は、3/20以降、県下9会場で予定しています
2012.01.25
歯科部会・新点数研究会は、3/20以降、県下9会場で予定しています。
兵庫保険医新聞2月5日付に開催一覧を掲載します。
協会・保団連では、診療報酬の引き上げと不合理是正を求めて厚労省交渉や国会行動など重ねてきました。
協会の新点数研究会は、改定のポイントがわかりやすいと毎回好評です。
『歯科診療報酬2012年改定の要点と解説』は、会員の先生にお送りする案内ハガキと引き換えに、会場で1冊無料進呈します。より正確に情報をお伝えするために、「通知」を掲載し、改定内容のポイントを解説します。巻末には「症例」を掲載していますのでわかりやすいと好評です。
新点数研究会は、会員対象です。未入会の先生にはこの機会に入会の上、ご参加をお待ち申し上げます。(入会金:なし。月額会費:開業医5,000円、勤務医3,000円)。研究会はスタッフにもご参加いただけます。
お問い合わせは、協会事務局まで。℡078-393-1809。
(参考)2012年1月13日 中医協資料
「平成24年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理」より抜粋
<歯科医療について>
1、チーム医療の促進等
・頭頸部領域のがん患者等の周術期における歯科医師の包括的な口腔機能の管理等を評価。併せて、これらに関連した医療機関と連携した歯科医療機関における歯科治療総合医療管理料及び在宅患者歯科治療総合医療管理料の対象疾患に口腔内に合併症を引き起こす疾患を追加。
2、在宅歯科医療の充実
・歯科訪問診療の対象者について「常時寝たきりの状態」の表現を見直す。
・同一建物居住者以外に対する歯科訪問診療をより適切に評価。
・在宅療養支援歯科診療所に属する歯科衛生士が、診療の補助を行った場合の評価。
・急性対応加算について、「1回目」と「2回目以降」で異なる評価を、同一建物居住者の有無により適切に評価。また、同一建物居住者に対し、一度に多数の患者に歯科訪問診療を行う場合の評価の見直し。
3、生活の質に配慮した歯科医療の推進について
・著しく歯科診療が困難な患者の状態に応じて、専門性の高い歯科医療機関から患者を紹介した場合及び一般の歯科医療機関が患者を受け入れた場合の評価。
・「障害者加算」の対象者に、日常生活に支障を来たすような症状・行動や意志疎通の困難さが頻繁に見られ、著しく歯科診療が困難な状態を追加。名称を「(仮称)歯科診療困難加算」に改める。
・歯周病の悪化・重症化リスクが極めて高い患者(糖尿病患者)等に対する歯周病安定期治療の間隔を、歯周外科手術を実施した場合に合わせて短縮。歯周治療の一連の診療報酬の評価の見直し。
・歯の修復治療や歯内治療等、歯の保存に資する技術を評価。
・歯を喪失した際に早期に口腔機能の維持・回復が図られ、生活の質の向上に資する技術等の評価。
・歯科医療における新たな技術については医療技術評価分科会等の検討を踏まえつつ適切に評価。
4、高齢者等に対する安心で安全な歯科医療の提供
・一定の施設基準を満たした歯科医療機関で、再診時に安心で安全な歯科医療を提供した場合の評価。(外来環)
・歯科治療総合医療管理料の対象疾患に、口腔内に合併症を引き起こす疾患(放射線治療若しくは化学療法の開始前や治療期間中の患者又は骨粗鬆症等によるビスフォスホネート系製剤の服用患者等)を追加。
5、患者からみて難解と思われる歯科用語や臨床上行われていない行為については、歯科診療報酬点数表の用語の平易化や簡素化を図る。