歯科部会だより
歯科会員懇談会 保険診療の悩み交流
2012.02.03
歯科会員懇談会 保険診療の悩み交流
歯科部会は1月14日、協会会議室で「保険診療に関する会員懇談会」を開催し、14人が参加した。
この懇談会は、劣悪な歯科診療報酬のために日々の保険診療が困難になっている中、保険治療で患者の信頼を得ている歯科医師や、在宅・障害者医療に精力的に取り組んでいる歯科医師などが話題提供し、保険診療に関する悩みや問題点を話し合うために開催した。
吉岡正雄先生(西区・よしおか歯科医院)が「保険診療と経営・税金」、加藤擁一先生(須磨区・加藤歯科医院)が「国民皆保険と歯科医療」、白岩一心先生(赤穂郡・白岩歯科医院)が「保険診療と私の増患対策」、富澤洪基先生(尼崎市・尼崎医療生協歯科)が「民医連的立場からの保険診療」について、それぞれ話題提供。
参加者からは、「措置法26条による事業税非課税は優遇税制ではないか」「TPP参加は、混合診療解禁どころか皆保険制度の崩壊になるのでは」などと意見が出され、活発な議論が交わされた。
歯科部会は、「保険でより良い歯科医療」運動を進めていくためにも、保険診療をテーマにした会員懇談会を今後も開催する予定。