歯科部会だより
5月歯科定例研究会「吸着マニア! 安定してよく噛める総義歯の臨床」ご案内
2012.03.23
5月歯科定例研究会「吸着マニア! 安定してよく噛める総義歯の臨床」ご案内
日 時 5月27日(日)14時~17時
会 場 兵庫県保険医協会会議室(神戸フコク生命海岸通ビル5階)
講 師 仙台市・くにみ野さいとう歯科医院院長 齋藤 善広 先生
定 員 120人(事前申込順)
会 費 会員無料
総義歯患者の口腔内はさまざまで、いつも苦労が絶えません。しかし、目標とする義歯の姿を明確にし、基本的なルールを知っておけば、困難な症例も攻略することが可能です。たとえ結果が完璧でなくとも、患者にとってはこれまで以上の快適性を提供でき、歯科医療者としてQOLに貢献できるものと考えます。
総義歯は、①義歯床の外形、②咬合採得、そして③人工歯配列による形態の具現化、という3つのエッセンスに集約されます。
①私たちの求める義歯の外形とは、吸着のための印象採得そのものです。吸着義歯は、阿部二郎式FCBT(フレームカットバックトレー)による枠なし印象法をスタート地点として、ルールに従った精密印象をすれば、誰にでも達成できます。
②咬合採得は、咬合高径と咬合平面、そして顎関節の機能を考慮した水平的な下顎位をエラーなく(少なく)求めることです。自分なりの臨床技法を持たなければなりません。
③そして人工歯排列によって、前歯部の審美性と臼歯部の機能性は具現化されます。これらのすべてが技工操作により一つの形として統合されれば,吸着して機能時に安定な総義歯が完成するのです。
今回は、3つのエッセンスを焦点に、明日からの臨床に役立つようなセミナーにしたいと思います。【齋藤記】
協会未入会の先生は、この機会にご入会の上ご参加下さい(入会金なし。月会費:歯科開業医5,000円、同勤務医3,000円)。
お問い合わせは、協会歯科担当事務局(TEL078-393-1809)まで。