歯科部会だより
9月歯科定例研究会「明日の臨床に活かせるエンドの知識とテクニック」ご案内
2012.07.13
歯科定例研究会「明日の臨床に活かせるエンドの知識とテクニック 〜エンド専門医の診断と治療〜」ご案内
日 時 9月30日(日)14時~17時
会 場 兵庫県保険医協会会議室(神戸フコク生命海岸通ビル5階)
講 師 東京都・吉岡デンタルオフィス院長 吉岡 隆知 先生
定 員 120人(事前申込順)
参加費 会員無料
歯内療法の症例の多くは、基本原則を遵守して無菌的処置を実行すれば問題なく治療が完了する。しかし、中には痛みがとれない、瘻孔が消失しないなど、治療の効果が得られない難治症例が少なからず存在する。難治症例は診断も治療もきわめて困難であるため、歯科医師の悩みの種となる。その原因は様々で、未発見の根管の存在、垂直性歯根破折、歯根吸収、側枝による歯周炎などが関与している。症状が消失しない原因が歯根破折であれば、抜歯を考慮しなければならなくなる。難治症例の原因を早期に見極めるのはとても難しいことであるが、適切に対応できればたとえ抜歯となっても患者の信頼を得られるであろう。
歯内療法の難しさを解決するために最新器材はいつも注目される。中でも歯科用顕微鏡、および歯科用CT(CBCT)は診断に大変有効である。いずれも高価なため利用しづらいという声も聞こえてくるが、現在ではこれらを利用したデータもずいぶん蓄積されているため、使用できない場面へのフィードバックがなされつつある。そこで本講演では最新の歯内療法の考え方、歯内療法に関わる疾患の原因を紹介する。
本講演の内容が明日の臨床に役立つものとなれば幸いである。【吉岡記】
協会未入会の先生はこの機会にご入会の上ご参加下さい(入会金無料。会費月額:開業医5,000円、勤務医3,000円)。
お問い合わせは協会事務局まで(℡078-393-1809)