歯科部会だより
歯科特別研究会「がん治療を理解して、安全・安心に行う歯科治療・口腔ケア~がん患者の周術期口腔機能管理を正しく運用するために~」ご案内
2012.11.13
歯科特別研究会 ご案内
がん治療を理解して、安全・安心に行う歯科治療・口腔ケア
-がん患者の周術期口腔機能管理を正しく運用するために-
日 時 2013年1月13日(日)14時~16時40分
会 場 兵庫県学校厚生会館2階大会議室 (元町駅北3分。℡078-331-9955)
講 師 静岡県立静岡がんセンター 歯科口腔外科 大田 洋二郎先生
定 員 120人(事前申込順)
参加費 会員無料
*企業展示コーナー サンスター株式会社
がん治療では、非常に多くの患者が、治療で生じる口腔粘膜炎や口腔乾燥、味覚異常、さらには歯性感染症など、様々な口腔合併症が発症し、口腔のトラブルで苦しんできました。こうした問題は、がんの治療効果や治療成績が優先され、ほとんど注目されて来ませんでした。
ところが、多くのがん治療従事者等の働きかけの結果、2012年4月診療報酬改定で周術期口腔機能管理が新設され、がん治療に歯科の口腔管理が評価され、さらに6月、がん対策基本計画に医科歯科連携で「がん患者の口腔を守る」ことが明文化されました。しかし、これらはあまりに短い期間で、告知も十分なく実施、施行されたために、病院や地域歯科診療所は未だに混乱しているようです。
私はがん専門病院で、がん患者の歯科治療や口腔ケアに従事しており、こうした動きを理解しやすい立場におりますので、研究会では、地域歯科医療機関の先生方に、がん患者に安全・安心して歯科治療を行い、同時に保険収載された周術期口腔機能管理を正しく運用するための基本的な考え方について解説する予定です。(大田 記)
*歯科衛生士のみなさまもご参加下さい。
*協会未入会の先生は、ご入会の上ご参加下さい(入会金なし。月会費:歯科開業医5,000円、同勤務医3,000円)。
*お問い合わせは、協会歯科担当事務局(TEL078-393-1809)まで。