歯科部会だより
<感想文>8月歯科臨床談話会「アジアの歯科事情」
2013.09.27
知ってびっくり、アジアの歯科事情
歯科部会は8月31日、第18回歯科臨床談話会を協会会議室で開催し、21人が参加した。「アジアの歯科事情」をテーマに須磨区・とも歯科医院の坂口智計先生が話題提供を行った。参加者の感想文を掲載する。
話題提供は神戸市開業の坂口智計先生で、トゥースフェアリー関連事業の一環としてミャンマーに歯科検診のボランティアに行かれたことをお話し下さいました。
この国は、世界最貧国の1つと言われており、歯科治療の恩恵を受けることができるのはごく一部の限られた人たちであり、ほとんどの人が歯科疾患は放置されているとのことでした。
そんな貧しい国でありながら、最近は砂糖の入った食品が多くなってきて、齲蝕の多発時代が来る一歩手前の状況だということでした。
次に、中国の歯科技工事情。そのイメージは、低級だとか粗悪なイメージがありますが、実態はそうではなく、ヨーロッパの最新の機械をとり入れた、かなり高いレベルのものであるそうです。
ただ、そういった悪いイメージが先入観として一般に定着していることと、日本への輸入に際して手続きが煩雑であること、また、中国国内需要に応じることで手一杯で、まだ日本への本格的参入には程遠いのが現状だそうです。
最後にモンゴル。歯科と直接は関係ありませんが、最近は関係の深かったロシアの影響から離れ、チンギス・ハンの巨大像が建立され、国民的英雄としてとらえられているそうです。
他にもいろいろな事情をお聞きしたかったのですが、楽しい時間もあっという間に過ぎて予定時間終了です。是非続編をお聞かせいただききたいと感じました。 【姫路市・歯科 増田 静佳】