歯科部会だより
<感想文>歯科社保・審査、指導対策 会員懇談会
2013.10.05
<感想文> 歯科社保・審査、指導対策 会員懇談会
歯科部会は県下各地で会員懇談会を開催している。4月に但馬で開催して以降、7月20日の洲本市、9月7日の三田市での会には、それぞれ12人と20人が参加した。歯科部会講師陣の話題提供を受け、審査・指導などについて活発に意見交換を行った。参加者の感想文を紹介する。10月19日(土)今には姫路市での開催が予定されている。
【歯科会員懇談会・淡路】
明日の保険診療にすぐに役立つ
7月20日、洲本市文化体育館会議室で、淡路歯科会員懇談会が開かれ12人の先生が参加された。ご参加の先生から大変参考になったとの感想を聞いている。
話題提供は、まず須磨区の坂口智計先生から、審査の現状について事例も具体的に挙げて解説いただいた。電子レセプト請求に対するコンピュータ審査の強化と突合・縦覧点検、日付情報を用いた審査について、実際のコンピュータ審査画面を再現しての説明でわかりやすかった。
次に、芦屋の谷端美香先生から、歯周病治療で注意すべき点を解説された。特に、リコールについての考え方等詳しく教えていただき、長期の管理についてはSPTを活用することも考えてみようと思った。
どのお話も、なるほどと改めて理解できたこともあり、明日の保険診療にすぐ役立つ内容で、ご参加の先生方みなさんも熱心にメモを取りながら聞いておられ、短時間ながら意見交換もできた。
講演後の懇親会は残念ながら人数は少なかったが、質疑応答の続きやさらに詳しい解説を伊丹市の川村雅之先生からもお話いただいたりと、大変有意義な時間を過ごせた。こういった懇親会にはぜひ出席されるのがおすすめです。
地方に生活する者にとって、遠く淡路島まで来ていただいたことは大変ありがたく、またこのような会を開催していただきたいと思う。
【南あわじ市・歯科 山本伊一郎】
【歯科会員懇談会・三田】
縦覧・突合点検での注意点をくわしく解説
歯科の社保・審査、指導対策についての懇談会が、北摂・丹波支部で企画され、20人の参加があった。
電子レセプト請求に対して、縦覧・突合点検が基金の審査で始まり、強化されたなかで、特に協会への質問が多い、P治療の流れと保険請求上の注意点を解説していただいた。
歯科部会の工藤大八郎先生から、審査がどのように行われているか、具体例を挙げての説明を受け、紙では分からないことが電子レセプトでは査定されてしまうことが理解できた。加えて、定期的にリコールで呼んでの算定には注意が必要で、別に病名(例・Hysなど)があれば、もれのないよう記載することが必要だと強調された。
続いて錦和彦先生には、歯周病治療の注意点について講演いただいた。
切開がある場合のパノラマ算定には注意が必要であること、歯周基本検査から次の検査までの日数、その後の精密検査は歯周外科へ移行するはずとのこと、その他詳細な説明に学ばせていただき、頭の下がる思いであった。
その後、参加者から自己紹介と疑問点等を順に話していただいたが、皆さんレベルの高い内容で、特に白板を用いての熱の入った質問に、歯科部会の川村先生がていねいに答えられていたのが印象的だった。限られた時間であったが、議論百出、とても内容の濃いものであった。
終了後の懇親会は、三田の創作料理屋で、大変盛り上がったことは、ご想像の通りである。
【三田市・歯科 福田 俊明】