兵庫県保険医協会

＜ご案内＞２月歯科定例研究会

「食医のススメ　～歯科の、歯科による、歯科のための嚥下リハ～」

日　時　2014年２月23日(日)14時～17時 
会　場　兵庫県保険医協会会議室（神戸フコク生命海岸通ビル５階）
講　師　大阪大学歯学部附属病院　顎口腔機能治療部外来医長　　野原　幹司 先生
参加費　会員無料
定　員　120人（事前申込順）　

　今、臨床現場では摂食・嚥下障害の治療に対するneedsが高まっています。病院では様々な職種が参加した嚥下治療が行われるようになってきています。しかしながら、退院後は、嚥下治療が手薄となるのが現状です。
　その結果、在宅や施設では、嚥下機能が回復しているにもかかわらず経管栄養が継続されていることや、悪化しても誤嚥性肺炎になるまで気付かれない、といった症例が散見されます。このような歪んだ状態を打破できるのは、口腔を専門とする歯科であると考えます。
　昔は「食医」という「食べることを専門に診る医師」がいたそうですが、現在は食医不在の医療といえるでしょう。そのことが胃瘻の増加や誤嚥性肺炎の増加といった問題に繋がっていると考えます。今回の講演では、歯科が在宅・施設で行う嚥下障害の治療について、取り組みの具体例を示す予定です。この講演をきっかけに食医が増えることを願います。【野原　記】

　＊協会未入会の先生は、この機会に入会の上ご参加下さい。(入会金：無料。月額会費：開業医5000円、勤務医3000円)
　＊お問い合わせは、協会事務局まで　電話078-393-1809