歯科部会だより
<ご案内>9月歯科定例研究会「臨床判断能力を飛躍させる口腔顔面痛」
2014.09.28
<ご案内>
9月歯科定例研究会「臨床判断能力を飛躍させる口腔顔面痛」
日 時 9月28日(日)14時~17時
会 場 兵庫県保険医協会会議室(神戸フコク生命海岸通ビル5階)
講 師 東京都世田谷区・安藤歯科クリニック口腔顔面痛・口腔内科センター長、昭和大学歯学部客員講師
安藤 彰啓 先生
定 員 120人(事前申込順)
※協会未入会の先生は、この機会にご入会の上ご参加下さい
口腔顔面痛とは頭頸部に生じる多因子性慢性疼痛の診断及びマネージメントを専門とする分野である。この分野の治療は診断という行為に重きがおかれ、患者の痛みの本質がどこから生じているのかを明らかにする事を目標とする。正しい診断を無くして痛みのマネージメントは成功しない。
無論、頭頸部に痛みを生じる疾患は歯原性疾患のみではない。「頭頸部に生じる痛み」に関する鑑別疾患の中には生命を脅かすような疾患や、失明などQOLを著しく脅かすリスクのある疾患も存在する。
今回の講演では、痛みのメカニズムや多様性に始まり、頭痛を含めた口腔顔面痛分野に関連する疾患の診断とマネージメントの方向性について触れる。普段とは異なる視点から痛みを見つめなおす事で、臨床判断能力は飛躍的に向上し、より多様な患者の悩みに対応できるように、そして「危険な痛み」のサインを見落とさないようになる。【安藤 記】