歯科部会だより
<ご案内>1月歯科特別研究会「かかりつけ歯科医としての在宅療養支援」
2016.01.31
<ご案内>歯科特別研究会「かかりつけ歯科医としての在宅療養支援」
在宅療養支援歯科診療所届出研修対応
会員の先生はもちろん、歯科衛生士の皆さまもご一緒にご参加ください!
日 時 1月31日(日)午後2時~5時
会 場 兵庫県保険医協会5階会議室
講 師 大阪歯科大学高齢者歯科学講座准教授 髙橋 一也先生
定 員 120人(事前申込順)
参加費 無料
わが国は世界でも例を見ない急激な高齢化が進んでおり、2014年には、65歳以上の高齢者人口は、3190万人と過去最高となり、総人口に占める割合(高齢化率)も25.1 %となりました。健康で長生きを喜べる社会、すなわち健康長寿社会の実現が大きな課題となっています。厚労省は、平成26年度診療報酬改定の基本方針で、団塊の世代が 75 歳以上となる2025年に向けて、医療機関の機能分化・強化と連携を進め、急性期を脱した患者の受け皿となる病床、主治医機能、在宅医療等の充実を掲げ、歯科の重点課題に「在宅歯科医療の推進」を位置づけ、充実が求められる分野に「口腔機能の維持・向上を図るとともに、生活の質に配慮した歯科医療の推進」が盛り込まれました。
平成28年度改定の具体的方向性でも「口腔疾患の重症化予防・口腔機能低下への対応、生活の質に配慮した歯科医療の推進」が挙げられています。
超高齢社会において求められる歯科医療とは、治す医療から、よりよく生きるための医療に変わりつつあります。在宅医療において医師が最も連携を求めているのは歯科医師であり、われわれは口から食べる事の支援を期待されています。食事はQOLを大きく左右し、目指すべき途切れの無い医療介護連携の流れの中で歯科の果たす役割は、ますます大きくなっていくでしょう。われわれは置かれた立場を再認識し、いつでもその場に出て行けるよう準備しておかなくてはなりません。
そこで、今回は在宅歯科医療を行う上で医療介護連携に必要となる基礎的な知識(高齢者の心身の特性、口腔機能の管理、緊急時対応)について概説し、かかりつけ歯科医としての口腔機能向上支援について考えたいと思います。 (髙橋 記)
上記の通り歯科特別研究会を開催します。研究会には先生方をはじめ、会員医療機関の歯科衛生士さんもぜひご一緒にご参加下さい。今回の研究会に参加された会員の先生には、在宅療養支援歯科診療所の施設基準に定められた「高齢者の心身の特性」「口腔機能の管理」「緊急時対応」研修に対応した内容として受講証を発行します。参加は無料、定員は120人です。下記FAXなどでお早めに事前にお申し込み下さい。
協会未入会の先生はこの機会にご入会の上ご参加下さい(入会金なし。月会費:歯科開業医5,000円、同勤務医3,000円)。
お問い合わせは、歯科担当事務局(TEL078-393-1809)本田まで。