歯科部会だより
<ご案内>8月歯科定例研究会「摂食嚥下障害の評価と訓練の実際」
2016.08.07
<ご案内>
8月歯科定例研究会 「摂食嚥下障害の評価と訓練の実際」
日 時 8月7日(日)14時~17時
会 場 兵庫県保険医協会会議室
講 師 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科老化制御学系
口腔老化制御学講座高齢者歯科学分野
戸原 玄 先生
定 員 120人(事前申込順)
※ファイバースコープのプレゼンテーションも行います。
超高齢社会である日本では誤嚥性肺炎が増加している。誤嚥は摂食・嚥下障害により起こるが、その状態を正確に把握するためには精査が必要になる。しかし、全ての患者に対して検査環境が整っているとは言いがたいのが現状であり、特に通院できない患者への対応を困難としている。
我々の過去の調査によると、食べる機能があるのにもかかわらず経管栄養のままでいる患者や、食べる機能が低下しているのにもかかわらず普通の食事を摂取している患者が多かった。摂食・嚥下リハビリテーションを考える際の視点としては、“訓練”という目線ではなく、退院後安定した生活を送るにあたって栄養摂取方法を見直すという視点が重要なのであり、改めて地域での連携が重要になる。
今回は過去に行った胃瘻に関連する調査の内容も含め、さらに現在、厚労化研にて進行中である地域連携の研究班の内容も紹介しつつ経口摂取を支えるためにできることを考えてみたい。【戸原 記】
協会未入会の先生は、この機会にご入会の上ご参加下さい。入金金:無料、月額会費:開業医5,000円・勤務医3,000円
お申し込み・お問い合わせは、歯科部会事務局まで ℡078-393-1809