歯科部会だより
2018年12月歯科定例研のご案内
2018.12.09
兵庫県保険医協会 12月歯科定例研究会
口腔外科小手術のポイント
~レーザーの活用・周術期の投薬も含めて~
日 時: 2018年12月9日 (日)14:00~17:00
会 場: 兵庫県保険医協会会議室(会場へのアクセス)
JR・阪神元町駅東口から南へ徒歩7分。
講 師: 岸本 裕充 先生
兵庫医科大学 歯科口腔外科学講座 主任教授
定 員: 120人(事前申込順)
参加費: 会員無料
智歯抜歯を含めた口腔外科小手術を安全に行うためには、組織愛護的な切開や剥離、硬組織疾患では侵襲の少ない骨削除、骨や粘膜からの出血に対する止血、縫合など、一連の手技のスキルアップが必要です。フラップレスのインプラント埋入は、たしかに組織には低侵襲でしょうが、フラップの剥離や縫合のスキルが未熟な初心者が行うべきではなく、一定水準以上のスキルが要求されることは言うまでもありません。
小手術を合併症なく成功させるには、スキルアップだけでなく、全身管理や投薬に関する知識のアップデート、手術に有用なデバイスの導入も必要でしょう。口腔外科ではピエゾサージェリー(超音波骨メス)とレーザーが普及して来ました。特に、平成30年度の診療報酬改定で、レーザー応用による再発性アフタ性口内炎治療の「口腔粘膜処置」が加わったこともあり、レーザーは装備しておきたい機器の1つです。演者の施設では、Er:YAGレーザーと炭酸ガスレーザーを日常臨床で活用しています。
術後の感染や疼痛を予防するための抗菌薬や鎮痛薬の投与も、少し工夫すると、効果が高まります。「術後痛→血圧上昇→術後出血」というようなトラブルを少なくするためにも、効果的な処方のポイントをご紹介します。【岸本記】
お申し込み、お問い合わせは協会歯科部会(TEL:078-393-1809)まで