薬科部だより
薬科部「沢井製薬工場見学と篠山城下町散策」感想文
2010.03.07
製薬設備に感心
うっとうしい曇った寒空のもと沢井製薬に到着。社内は明るく、とてもクリーンな工場。ちり一つない美しい通路。もう一段階クリーンなルームの各ブースに、1台ずつ製剤の機械が配置され、人の手はまったくなしで錠剤、カプセルなど次々に生産されている。今の製薬会社はどこも同じ設備だと思うが、初めての見学にただ感心するばかり。
先発品からジェネリック製造までの特許期間、研究開発は続き、新技術でジェネリック医薬品は造られるので、先発品に劣っていないと自負されているのか、会社の方も先発品と品質は同等ですときっぱり言われる。私のジェネリックに対する見方が少し変わったように思う。患者さまはいろいろジェネリックを試してみることは難しいため、1種変更して良くないと、ジェネリックは全部だめだと思ってしまう。安く、品質も効果も優れたジェネリックを送り出してほしいと切に思った。
昼食は韓国料理、辛さは半端でないが、おいしく頂く。ご主人が韓国陶磁の粉青沙器(ふんせいさき)を製作している窯や作品の展示もさらりと見せていただく。とても素敵な作品ばかり。
篠山城下町はたまたま篠山マラソンとかち合い、城の周りがゴールだったため、情緒ある街並みを楽しむどころか競技場に迷い込んだみたい。小雨の中ひと味違った篠山城下を散策させていただいた。
楽しい一日、どうもありがとうございました。
【明石市・薬剤師 高松 玲子】